第256話:つゆだくでもいいじゃない
かぴがのたまっていました。
「もし世界に100人のふくよか系しかいなければ、それは最早ふくよかではなくなる。人は人と比べて差があれば、それに違いを求めるものである。故に人と違うことに恐れを抱く必要はない!」何気に良い事を言っているなと感心していると、さらに続けます。
「つまり、ふくよか系が【ふくよかだ】と特別視されている事が問題であるわけだから、痩せる太るだと振り回されること自体ナンセンスなんだ!」
ドヤ顔で熱く持論を展開する姿が気に触ったので、『かぴが痩せなきゃいけないのは健康被害が出てるからでしょ?』と合いの手を入れてあげると「うぐじゅ」と言葉にならない鳴き声が聞こえてきました。