第281話:駄ぱか風情
自分を騙すために時計の針を進めて未来人になったのですが、未来人になったという記憶が強すぎて未来に生きる2日過去の私になってしまい結局、時間が私に追いついてきます。
何が原因か考えてみると時計の針だけが進んでいることが問題なのだと閃き、
「周囲の人も2日未来人になれば緊張感を持って仮想未来を生きられる!」と画期的なアイデアを思いついたはずでしたが、
周囲の人も未来人なら、それはもう現在人です。
かっこよく「何とかのパラドックスですね」とか気の利いたことを書きたかったのですが、何とかの部分が思いつきません。
仕方がないので、この一連の流れをパカドックスと呼びます。