心に決めた1杯を求め入店し、レジを過ぎる頃には予定していない天ぷらとオニギリがセットアップされているDのケセラセラを刺激する「丸亀製麺」について深く考えてみよう。
ある日、「かきあげ。青い制服の人が作った時だけ異常に美味い」というツイートが投稿された。
視聴者の皆様はご存知であろうか？
あの丸亀製麺には、麺を打つ、天ぷ らを揚げるための、選ばれし精鋭戦士、職人がいるのだ。
紺色の帯が眩しい「麺職人」
茶色の帯が煌めく「天ぷら職人」
この精鋭戦士は、全国に1,030人しかいない(2022年11月時点)。
さらに、１つ★から4つ★まで存在し、1つ★は1026名、2つ★は4名存在する。
お気づきだろうか。
3つ★と4★の精鋭は、この世に存在していないのだ。
そしてさらに、この精鋭戦士が持つ★ 制度は、半永久的な制度ではないのだ。
一度、取ってしまえば半永久に不滅な自動車免許などとはわけが違う。腕が落ちれば簡単に剥奪されてしまう、
誉れ高き、職人たちということなのだ。
だが、こんな素敵な企業努力を紹介したくて、動画を作っているわけではない。
とてつもなく、恐ろしい事実に気がついてしまったのだ。
最初にご紹介したツイート主は、美食家でもなく、食べログレビューワーでもなく、「プチコンで遊ぶマン」というマニアックな趣味をお持ちの一般の方だ。
そんな御人が「異常に美味い」と気がつくほど、その味の違いを有していることにある。
異常に美味いとは何だろうか。
異常
普通またはいつもと違って、どこか狂っていること。
そう、狂ってるほど美味いのだ。
狂っている
常軌を逸しているさま。
普通に美味いのではない、常軌を逸してる美味さということだ。
過去に常軌を逸した美味さを誇ったものなどあっただろうか？あったではないか。
セブンイレブンのスイーツだ。
10年前の衝撃を思い出してほしい。
セブンイレブンのスイーツが巷のケーキ屋さんを蹂躙し、毎日のように貪り食い、
着実に確実に肝臓の周りに脂肪を蓄えていった、あの恐ろしき過去を。
そして、10年の時が過ぎ、今ではどうだろう。
「ふつうに美味しいよね」まで気持ちを落ち着かせることが出来るようになったのだ。
時が我々の破滅をかろうじて食い止めてくれたのだ。
もう一度振り返ろう、丸亀製麺の★職人は、3つ星4つ星が存在しない。
１つ★２つ★で常軌を逸した美味さを実現しているわけだ。
なにが怖い。
そう、セブンインパクトに我々が耐えられたのは、10年間という長い期間があったからである。もし、このセブンインパクトが短期間にかつ、複数回発生したと考えたら・・・
恐ろしい。考えるだけでも恐ろしい。
日本人類が滅んでしまう。太りすぎて滅んでしまう。
丸亀製麺が日本を滅ぼしてしまう。
だが安心してほしい、まだ３つ★4つ★職人は生まれてはいない。
だが近い将来、我々は選ばなければならない。
職人の義精神からの暗サツか、丸亀シンギュラリティという滅びの道か。
