人類史で最も古く、近代の生物兵器の中でも、もっとも身近な遅効性の毒、ペアレントポイズンについて深く考えてみよう。
親という種は雌雄問わず、このペアレントポイズンを保有している可能性があり、普通に見える親でも、その実、毒親である場合がある。
毒親とは何なのか?
毒親とは、子供のためだと言いながら自分の利益を無自覚に追求し子供の利益や人生を奪う外道鬼畜の無自覚な搾取型ウ●チのことである。
身近で代表的な搾取型ウ●チは、子供のお年玉を着服するという外道である。
幼い純粋な心と大人への信頼を利用し、家計への足しにした挙げ句、あたかも子ども自身が使ったかのように誘導し記憶を書き換えてしまうことである。
許しがたい悪逆非道である。
あのときの1万円があったなら、もっとスーパーファミコンのカセットが買えたかもしれない。
ミニ四駆も買えたかもしれない。
しかし、こんな事案は序の口である。
今回は、ペアレントポイズンを保有している親が、実家ぐらしの子供に対し発揮する、その猛毒の効果について語っていこう。
とある30代女性の話。
彼女は、とても物腰は柔らかく、人望もあり友達からの相談事も沢山される優しい女性なのだが、その母親は100点満点の毒親だ。120点を与えても良い。
子供の頃から教育熱心で沢山の習い事をさせ子供のために尽くしてきた母親だったが、独立するタイミングで事件が起きた。
一人暮らしを徹底的に拒否。認めないのだ。
最終的には、人でなし、親不孝者と言わんばかりのファビョりぶりで、お話を聞いている間、頭上のハテナがヒップホップを踊っていた。
お話の一例として
生活費を払っても「足りない」とサゲられ、
家事を手伝っても「このくらいして当然」と労われず、
一人暮らししたいと言っても「あんたには無理だ」と独立を妨害され、
「あんたは病気だから黙れ」と発言権さえも奪う
彼女には思春期に患った心の病気がある。
それを心配しての母親の発言だと、かぴちゃんも5万歩ほど譲って受け取ろうと試みたが、5万歩では足りなかった。
正しい親なら、彼女の独り立ちをサポートするのが筋であろう。
一生、補助輪付きの生活を強いるのは、先に生まれた性質上、先に死んでしまうのだから無理である。
ならば、病気があろうとも前向きな行動は、諸手を挙げて小躍りダンスをしたとしても、全力拒否からの号泣など考えられない。
母親も認知していない邪悪な目的が垣間見えてきた。
諸君もここまで読んで疑問に思っただろう。
「なんで彼女は実家を逃げ出さないの?」
もっともな疑問だ。
成人している立派な大人だし、友人も人望も社会性もあるのだから逃げ出すことは、
浮気男の「君だけを愛し続ける」という嘘を見破るより簡単なことだ。
だが、彼女は
「私が悪いのだ」という。
ここまでくると、ホラーの気配が漂ってくる。
そう、それがペアレントポイズンの恐ろしさだ。
毒親は長年のひとつ屋根の下でペアレントポイズンを子供に注入し続け、精神も肉体も支配下に置いてしまうのだ。
正常な親の発言でさえ、子供にとっては絶対的な意味を持ってしまうほど強力な力があるのに、毒親は自分の言いなりになるよう子供に教育という名の洗脳を施す。
客観的に見れば異常である母親の発言も、彼女にとっては抗うことが出来ない正論なのだ。
まるでDの食欲のように。
では、どうしたら良いのか?
どうしたら良いんだろ?
どうしたら、、、良いんでしょうね?
この状況をかぴちゃんは、「特級呪物持ち」と呼んでいる。
宿儺の呪いの方が意図があるだけマシなのかもしれない。
今の流行りはデビルハンターだろうか?